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パラトライアスロン
中山賢史朗選手東京ガスパイプライン株式会社

パラトライアスロン 中山賢史朗選手|就職事例 | 障害者アスリートのための求人・就職・雇用支援(株)つなひろワールドパラトライアスロン中山賢史朗、
世界の表彰台を狙える手ごたえを糧に。

プロフィール

パラトライアスロン 中山賢史朗選手
東京ガスパイプライン株式会社
1990年兵庫県生まれ、神奈川県育ち。左足大腿部切断のトライアスリートとして、激戦の男子PT2クラスを戦う。主な成績は、2015年世界トライアスロンシリーズ横浜大会6位入賞、2016年パラトライアスロンアジア選手権優勝など。日本トライアスロン連合強化指定選手。

Q2013年にトライアスロンを始めたきっかけを教えてください。

僕は21歳のとき、左足の腫瘍で大腿部を切断したのですが、それまでは駅伝に熱中していたんです。パラ競技において長距離種目がないのと、短距離は自分には厳しいなと感じていた時に出合ったのがトライアスロンでした。スイム、バイク、ランの3種目を行う面白さ、持久系の競技というところにすごく魅力を感じました。2016年のリオパラリンピックで新たな正式競技として加わると聞いたことも大きかったですね。

Q2015年の4月に転職。就職活動で重視したのはどんな点ですか?

以前の会社は競技を始める前に入社したこともあり、競技を続けるのがなかなか難しい状況でした。そこで、つなひろワールドに登録し、週5日出社して業務を行いながら競技もできる環境を探しました。競技だけに集中できる環境を求める選択肢もありましたが、競技も仕事も両方できる環境を求めていましたし、実際に会社に足を運んでみて、ここで働きたいと思ったのです。

Q会社のみなさんも競技を応援してくれるそうですね。

パラトライアスロン 中山賢史朗選手|就職事例 | 就職事例 | 障害者アスリートのための求人・就職・雇用支援(株)つなひろワールド
東京ガスグループの社内報で取り上げてもらったり、大会に応援に来てもらったり、結果をインターネットでチェックしてくれたり。応援してくださる人たちの輪が広がっているのを実感しています。本当にありがたいですし、素直にうれしいですね。
5月の横浜の大会に来ていただいた会社の方には、僕だけでなく、世界のトップ選手を見ていただき、「パラトライアスリートってスゴいんだね」と言ってもらえたことが何よりうれしかったです。

Q職場ではどんな業務を担当していますか?

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人事部門で勤労管理を担当しています。行政機関とのやりとりすることもあるのですが、業務に携わるうちに、保険など国の制度にも少し詳しくなりました。とてもやりがいがあり、業務の幅を広げていきたいなと思います。
平日8時30分から17時15分が就業時間。19時過ぎから自宅近くのプールなどでトレーニングをしています

Q業務で心がけていることを教えてください。

しっかり練習時間を確保するためにも、業務は効率性も考えながら高い集中力で取り組んでいます。
強化合宿や遠征で席を外すこともありますが、仕事で迷惑をかけるのはいやですし、いつまでに何をすべきか、常に作業の優先順位を考えて業務を進めるよう心がけております。

Q世界ランキングも成績もぐんぐん上がり、アスリートとしての期待も高まっていますね。

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パラトライアスロンを始めた頃はまったく歯が立たなかった選手たちの背中も見えるようになり、この3年間でタイム差も縮めることができています。「世界と戦えないわけではない」という自信と手ごたえを得られるまでになりました。得意のバイクはパラサイクリング日本代表チームの活動に加わりレベルアップし、課題のスイムも休日に大学で練習するなど強化を図っています。今は、何年後かの自分の成長が楽しみであり、モチベーションです。

Q入社時から変化したことは?

競技の成績が良くなるにつれて、「もっと練習したい」という欲も出てきました。正直、仕事とのバランスが難しいと感じることもありますが、競技も仕事も両立させて結果を出す。そんな姿を示していけたらと思います。

Qパラトライアスロンの目標を教えてください。

4年後には東京パラリンピックもありますし、やるからには大きな大会で上位を目指したい。そのために、いまはいろいろな大会に出場して、基準を世界に合わせることが大事だと思っています。そして、歳を重ねても活躍できるような息の長いトライアスリートになれたらうれしいですね。

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