1942年の創業以来、社君「誠心(まごころ)」をモットーに、衣・食・住・医薬・環境・エネルギーなどあらゆる産業分野における「今日を支える技術」を世界へと届けている日阪製作所。新たな挑戦と自分の可能性を広げることを行動指針として掲げる同社では、2015年に初めてパラアスリートを採用。今では社員だけでなくその家族にも応援の輪が広がり、予想していなかったほど大きな波及効果が生まれている。そこでパラアスリートの採用を担当する管理統括本部人間部人事課課長の近藤浩幸氏にインタビュー。採用のきっかけや、パラアスリートの影響の大きさなど、話を伺った。
1985年から、オークションビジネスをスタートし、BtoB(企業同士)のネット流通サービスを行ってきた株式会社オークネット。新しいアイデアを大切にする企業風土で成長するなか、障害者雇用の法定雇用率達成を目指し、聴覚障害者(ろう者)によるデフサッカー/フットサルの選手を採用した。アスリートの競技生活を後押ししつつ、身近な社員を応援する楽しさや歓びの輪の広がり、社内の活性化に手ごたえを感じているという人事担当の阿部浩治さんに話を聞いた。
日本初の民間衛星放送事業者として開局以来、映画やスポーツ、ドラマ、音楽などのエンターテインメントを有料放送でお茶の間に届けている株式会社WOWOW。法定雇用率の上昇を受けて障害者雇用に取り組む中、多数のスポーツ番組を放送していることから障害者アスリート雇用に着目。実際に採用したことで、社内にいい変化が生まれており、手応えを感じているという。今後も障害者アスリート雇用を前向きに検討したいと語る人事総務局人事部長奥野俊彦氏に伺った。
いち早く障がい者雇用に取り組んできた大手証券会社のSMBC日興証券株式会社では、法定雇用率の上昇に伴った労働市場の変化を受け、障がい者アスリートの雇用に着目。これまで採用したアスリートは実に10人に上る。アスリートの存在がグループ全体の一体感の醸成に一役買っていると語る人事部ダイバーシティ推進室の勝具子さんに話を聞いた。
ブランド品・古美術品などの買取事業や古物業者向けのブランドオークション事業というCtoBtoBのビジネスモデルで急成長を遂げ、業界内外から高い注目を集めている株式会社SOU。Jリーグのガンバ大阪でプレーしていた代表取締役の嵜本晋輔氏をはじめ、スポーツ好きの社員が集まっていることもあり、障害者アスリートの採用に踏み切った。現在は、東京大会からパラリンピック競技になるパラバドミントンの選手2名を雇用。デフサッカー(ろう者サッカー)選手も2016年9月に採用しました。2020年を見据えた同社の成長戦略と選手の活躍を重ね、大きな期待をしていると語る人事部長の外川久美子さんに話を聞いた。